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応用脳科学アカデミー

     

音楽

リズムを処理する脳 – ヒトの音楽性の起源 -:藤井 進也(慶應義塾大学 環境情報学部 准教授)

 本講義では、リズムを処理する脳の不思議について、皆様と共に、探究してみたいと思います。私自身、ドラマーとしてリズムを演奏します。そのリズム演奏の感覚の中には、宇宙の感覚があります。その感覚を脳科学の観点から眺めてみると...

生存戦略としての音楽の美と快:本田 学(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所疾病研究第七部 部長)

西洋音楽では、オーケストラや合唱団など、演奏者が指揮者に合わせて演奏するスタイルが一般的である。一方、日本を含む地球上の多くの文化圏では、指揮者やメトロノームのような視覚的な基準なしに、複数の演奏者同士が「阿吽の呼吸」や...

Neural and Computational Basis of Brain’s Statistical Learning for Musical Creativity and Ind...

音楽の認知科学的理解は,音楽特有の現象だけでなく,ヒトの本質を理解する上でも重要な鍵となる.例えば,音楽は,聴覚だけでなく,ヒト一般的な,行動,情動,学習,社会コミュニケーションなどの多くの脳機能と密接に関与している.近...

AIによる自動作曲ソフトを用いた疑似作曲体験が高齢者の認知機能へ与える影響 ~音会 ~:佐藤 正之(国立長寿医療研究センター もの忘れセンター 医師)

 近年、人工知能 (AI) の発展が著しい。適当な言葉を入力するだけで、ほぼ無限に画像を作成してくれる。一方、生活習慣病の管理に加え、運動不足や社会的孤立の解消により、認知症のリスクを減らせることが明らかになった。Liv...

次世代型ウェアラブルイヤホン型脳波計を用いた研究開発の取り組みとニューロテクノロジーの社会実装に向けた展望:VIE株式会社

本セミナーでは、VIEが開発している次世代型ウェアラブルイヤホン型脳波計を用いた研究開発の取り組みとニューロテクノロジーの社会実装に向けた展望について議論します。 弊社研究開発部門のVIE LABが行っている研究開発、共...

リズムを処理する脳 – ヒトの音楽性の起源 -:藤井 進也(慶應義塾大学 環境情報学部 准教授)

 本講義では、リズムを処理する脳の不思議について、皆様と共に、探究してみたいと思います。私自身、ドラマーとしてリズムを演奏します。そのリズム演奏の感覚の中には、宇宙の感覚があります。その感覚を脳科学の観点から眺めてみると...

音楽療法と脳科学 ~ 失語症に対するメロディックイントネーションセラピー ~:佐藤 正之(国立長寿医療研究センター もの忘れセンター 医師)

 失語症の原因の大多数は脳卒中すなわち脳梗塞や脳出血です。脳は一度障害を受けると,少なくとも現在の医学では,完全に元通りにはなりません。脳卒中により失語症を生じると,その方は残りの人生を不自由な言葉とともに過ごすことにな...

音楽の脳科学的効用:酒井 邦嘉(東京大学 大学院総合文化研究科 教授)

 身近な音楽と言葉の対比から、脳の不思議や人間性の本質について考えてみたいと思います。人間の言語は、「再帰的計算」という本質的な特徴を備えています。再帰的計算に基づく階層的な構造は、さらに音楽などの芸術作品にも反映されて...

音楽療法と脳科学 ~ 認知症をめぐって ~:佐藤 正之(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授)

 音楽療法の効果については,従来の逸話的・主観的なものから,科学的・客観的なデータによる評価に移りつつある。脳神経疾患のなかで現時点で音楽療法の有効性が確認されているものとして,認知症の behavioral and p...

エキスパートの心脳限界突破 ~音楽と運動・知覚・認知の関係を探る~:古屋 晋一

エキスパートの演奏家は,幼少期からトレーニングを積み,卓越した演奏技能を獲得しています.しかし,こうしたスキルを頑健にするため,私たちの脳神経系には,トレーニングによってさらにスキルを向上することが困難となる「天井効果」...