スペシャルインタレストグループ(SIG)
スペシャルインタレストグループ(SIG)の新設
2021年度から新たにスペシャルインタレストグループ(SIG)を設置しました。SIGは、脳科学を中心とした最新の研究成果のビジネス応用の可能性について会員企業と研究者がディスカッションする場で、研究成果を活用したR&D研究会組成や個別会員企業での事業化検討の可能性等につき探索を行ないます。
2021年度開催のSIG
2021年度は以下に示すように、合計5つのSIGを開催する予定です。
※SIGは期中でも会員企業から要望があったり、新たなテーマがあれば設置する予定です。また、SIGの開催・名称・内容等が変更になる場合がございます。
SIGの概要
(1) 人間拡張SIG
近年、AIやVR/AR、ロボティクス等の技術の進展に伴い注目されている「人間拡張」技術について、その実践的研究から更にその先の人間拡張技術と考えられている脳機能拡張研究まで、多面的に考察・議論を行う。
【研究会の内容】
本SIGでは、人間の知覚・認識・身体等を拡張する人間拡張技術のための要素技術および応用技術について、各分野の知見を獲得し、その社会実装に向けた議論を実施する。
(2) 非認知能力育成SIG
本SIGでは、「教育」「神経科学/心理学/情報科学」「ビジネス」の各観点から非認知スキルの育成を対象とした教育/研修サービスの実現可能性を検討することを目的とする。
【研究会の内容】
本SIGでは、教育、神経科学、心理学などの学術研究に基づいて非認知スキルに関する最先端の知見を整理するとともに、現状の教育/研修サービスの課題・ニーズを整理し、その融合(新たなサービス開発)の可能性を検討する。その後、これらの検討結果を踏まえ、新たなサービス案の実現に向けた実証研究の計画を策定する。
(3) 脳から考える「笑いの力とその活用」SIG
本SIGでは、ユーモア・笑い/笑顔のビジネス的効果・効用に関する知見、ならびにその背景にある脳科学的メカニズムに関する知見を獲得することで、科学的観点からユーモア・笑い/笑顔のビジネス的価値の明らかにし、その社会実装の可能性を具体化することを目的とする。
【研究会の内容】
本SIGでは、以下①~④の取組を実施する。
(4) ワーキングシニアを支えるコミュニケーションシステムSIG
高齢労働者(ワーキングシニア)が活躍するために重要なコミュニケーションシステムや情報システムについて、ワーキングシニアの心理行動特性を体系的に整理したうえで、具体的な要件や社会実装に向けて必要なアクションを専門家との協議を通じて明らかにする。
【研究会の内容】
高齢者としての心理・行動特性を踏まえ、ワーキングシニアがその能力を十分に発揮できるよう、あるべき情報システムやコミュニケーションシステムの在り方を検討する。
(5) AIと人間の創造性SIG
AIの発展とともに改めて注目が集まっている創造性(クリエイティビティ)について、人間の創造性に関する科学的な知見を整理したうえで人間が果たすべき役割やAIに求められる要件を明らかにする。
【研究会の内容】
AIが発展していく中で人間に求められる創造性について、脳科学者や心理学者、社会心理学者、人材育成の専門家、AI研究者などの最新の知見を組み合わせて具体化し、人間の創造性を高めていく方法についても検討を行う。