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応用脳科学アカデミー

     

ベーシック2024年度

個人情報保護法とその動向について:渡邉 雅司(半蔵門総合法律事務所 弁護士)

新しい技術を用いて多様なサービスが日々生まれている現代のデータ社会では、企業が顧客の購買履歴などの個人情報を収集・分析することは当たり前になっています。その一方で、個人情報保護やプライバシー保護の観点を欠いたことで思わぬ...

企業におけるELSI対応 自動車技術開発における生命倫理の例をもとに:本澤 養樹(滋賀医科大学 社会医学講座 客員教授)

 高度運転支援(自動運転)をはじめAIを基盤とする自動車の技術が実用段階に近づいています.これらの技術は時にドライバーの認知,判断,行動に直接,間接的に介入する必要があり,HMI(Human-Machine Interf...

イノベーションを支えるデータ倫理規範:横野 恵 (早稲田大学 社会科学部 准教授 )

 さまざまな分野で,パーソナルデータをはじめとした大量のデジタルデータを流通させ,利活用してイノベーションを創出することが期待されています。一方で,データの取り扱いの拡大に伴い,データ利用にかかわる倫理的・社会的問題も顕...

ニューロテクノロジー概論:茨木 拓也(株式会社NTTデータ経営研究所 ニューロコグニティブイノベーションユニット アソシエイトパートナー)

脳は宇宙とともに人類最後のフロンティアであり、その研究と応用に世界中の研究者や企業がしのぎを削っています。これまで扱えなかった「脳の情報」を扱えるようになるニューロテクノロジーの発展で、全く新しい形でユーザーを満足させる...

脳・神経科学分野におけるデュアルユーステクノロジーとELSI:土屋 貴裕(京都先端科学大学 経済経営学部 経済学科 准教授)

中国人民解放軍内で提起され始めた「制脳権」と、米国における「マインド・ウォーズ」、「ニューロ・ウォーズ」の概念、脳・神経科学技術に関する研究・開発や軍事・安全保障領域への応用を説明した上で、脳・神経に関する科学技術の軍事...

脳計測の基礎:番 浩志(NICT 未来ICT研究所脳情報通信融合研究センター 脳情報通信融合研究室 主任研究員)

fMRIをはじめとする脳イメージング技術の発展によって、ヒトの内観を驚くほど詳細に調べることが可能となりつつあります。一方、脳イメージング技術には実験デザインや解析に種々の制約があり、その解釈には注意が必要です。本講義で...

行動計測の基礎:松田 壮一郎(筑波大学人間系 助教)

 講師の専門である,臨床発達支援現場を事例として,最新のテクノロジー(ロボティクス,コンピュータビジョン,ウェアラブルデバイス)を活用しながら,どのように行動を計測すればよいのか,してきたかについての概要を講義する。特に...

脳科学分野におけるELSI:中澤 栄輔(東京大学大学院 医学系研究科 医療倫理学分野 講師)

脳科学分野は急速に発展しています。それにより、わたしたち市民は脳科学研究の恩恵を受けることができます。しかし、それと同時に、わたしたちは脳科学研究の成果がわたしたちの従来の社会や人間観にどのように影響を及ぼすのか、吟味す...

AIのELSIにおけるトラスト:中川 裕志(理化学研究所・革新知能統合研究センター・チームリーダー)

AIが人間より高い能力を持ち、人間にとっての脅威になるというような危惧から発展してきたAIのELSI、とりわけAI倫理ではあるが、その根拠が薄弱であることは理解されてきている。代わって、ロボット、ヒューマンインタフェース...

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