記憶と潜在意識下の脳機能:井ノ口 馨(富山大学 学術研究部 医学系 卓越教授)
本講義では、脳の情報処理のメカニズムをわかりやすく解説すると同時に、「潜在意識下の脳の活動とその機能に関する最新の研究成果」をお話しします。 睡眠中やリラックスしているときなどに独創的なアイデアなどが出やすいことは昔から...
応用脳科学アカデミー
本講義では、脳の情報処理のメカニズムをわかりやすく解説すると同時に、「潜在意識下の脳の活動とその機能に関する最新の研究成果」をお話しします。 睡眠中やリラックスしているときなどに独創的なアイデアなどが出やすいことは昔から...
本講義では、リズムを処理する脳の不思議について、皆様と共に、探究してみたいと思います。私自身、ドラマーとしてリズムを演奏します。そのリズム演奏の感覚の中には、宇宙の感覚があります。その感覚を脳科学の観点から眺めてみると...
私は、これまでに触れることの基礎科学と、その知見を応用して「触れることの価値」を提案する研究に取り組んできた。私は心理評価・神経科学・工学を適切に組み合わせながら、触知覚現象を解析し、そのメカニズム解明研究を主たるテー...
人間にとって、においや香りを感じる嗅覚は、料理をおいしく食べ、季節の移ろいなどを感じるために重要であり、生活のQOLに大きく影響します。においの感覚は、嗅覚受容体遺伝子といった先天的なもの、経験や学習など記憶によるもの、...
味覚は生物にとって、生死に直結する重要な感覚です。例えば、甘味の知覚は高カロリーな物質を探りあてるため、苦味の知覚は毒性を持つ物質を探り当てるために発達してきました。自然界には、植物性アルカロイドをはじめ、様々な毒物が偏...
私たち人間は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通して外界の情報をリアルタイムに収集しており、脳はそれらの情報を基に次の行動を決定しています。五感の中でも視覚は生活する上で重要な情報を提供していますが、私たちは視覚情報...
多くの人は、自分の行動のほとんどは、自分の確固たる意志が決めていると信じていると思います。しかし、神経科学の立場から言えば、多くの行動は意識下で選択されており、極端な言い方をすれば、多くの場合において、「後づけ」の理由...
心理学・神経科学・消費者科学・計算科学の融合的な進化に伴い、消費者により大きな価値を届ける商品・サービスの開発を目指して、「脳・ココロ」ー「商品・サービス・広告」間のマルチモーダル・多次元情報モデリングが取られるように...
わたしたちの毎日を豊かに彩る感性と芸術。一見、脳科学とは遠くはなれた領域に思えますが、知覚の探求と精神のはたらきにかかわろうと試みている点では、脳科学とおなじ目的を共有し、深い関係性があると言えます。神経美学とは、認知神...
失語症の原因の大多数は脳卒中すなわち脳梗塞や脳出血です。脳は一度障害を受けると,少なくとも現在の医学では,完全に元通りにはなりません。脳卒中により失語症を生じると,その方は残りの人生を不自由な言葉とともに過ごすことにな...