企業の研究開発・マーケティングで知っておくべき消費者の意思決定と行動:茨木 拓也(株式会社NTTデータ経営研究所 ニューロイノベーションユニット アソシエイトパートナー)
脳科学の応用先としてマーケティング分野は古典的に有望な分野とされてきました。この回では広告とモノづくりにフォーカスし、ヒトの好みの形成から、実践的なマーケティングコミュニケーションやモノづくりへの活用事例・可能性について...
応用脳科学アカデミー
脳科学の応用先としてマーケティング分野は古典的に有望な分野とされてきました。この回では広告とモノづくりにフォーカスし、ヒトの好みの形成から、実践的なマーケティングコミュニケーションやモノづくりへの活用事例・可能性について...
人間の知覚は私たちが想像する以上に文脈依存的です。とりわけ私たちの嗅覚系は、何か(対象)から発せられる化学信号(化学物質)を検出して、その信号の情報処理を行うことで「におい」を知覚しますが、この「においの知覚」のために様...
私たちの生活は、外界から得られる多様で複雑な情報を処理し、客観的な認知や主観的な情動などを踏まえて行動を生み出す精緻な脳機能によって成立しています。近年の脳神経活動計測技術およびその解析技術の発展により、このような自然で...
偏ったものの見方や思い込みなどの「認知バイアス(認知の歪み・錯覚)」は、これまで、認知科学、社会心理学、行動経済学において研究が続けられてきました。認知バイアスは、外界の刺激などに対して脳内で独自に創造された「主観的経験...
脳神経科学に関する倫理的問題が、しばしば注目されるようになっています。その背景には、脳神経科学を応用した技術や製品開発が増え、社会的な関心を集めていることと同時に、それらによって、人格の改変や読心技術など、倫理的に問題の...
キレイな花を見て「癒された」と感じたことはありますか?ストレス社会といわれる現在では、多くのヒトが癒しを求めているのかもしれません。では、この「癒された」という感覚の背後にはどのようなメカニズムがあるのでしょうか?本講義...
脳科学から褒めの効果を考える ヒトの社会は、血のつながらないヒトとヒトとの間の役割分担で成り立っています。ここで大切なのは、他人のためにみずから行動すること(向社会行動)です。この向社会行動が起こる理由のひとつとして、他...
我々の研究チームは、子供から高齢者、感覚障がいを持つ人、スポーツの達人などの幅広い層を対象にして、人間の脳内に表現される脳内身体表現を多角的に理解し、運動機能や身体認知を支援・促進できる技術の開発を目指している。本講演で...
脳の構造やはたらきを観察・測定するために用いられる技術・装置について紹介し、その長所と短所を解説します。また、第1回・第2回の講義内容をうけて、ビジネス応用に重要な脳科学的な視点について考えます。特に脳や神経回路の機能原...
食品を口に入れた時に引き起こされる感覚は、ひとくくりに「味」と表現されてしまうことが多いですが、実際には味、香り、食感、温度など様々な感覚が関与しています。また、「味」に対する私たちの体の反応は、単に味の種類やおいしい・...