脳科学の倫理:佐倉 統 (東京大学大学院 情報学環 教授)
脳神経科学に関する倫理的問題が、しばしば注目されるようになっています。その背景には、脳神経科学を応用した技術や製品開発が増え、社会的な関心を集めていることと同時に、それらによって、人格の改変や読心技術など、倫理的に問題の...
応用脳科学アカデミー
脳神経科学に関する倫理的問題が、しばしば注目されるようになっています。その背景には、脳神経科学を応用した技術や製品開発が増え、社会的な関心を集めていることと同時に、それらによって、人格の改変や読心技術など、倫理的に問題の...
脳の構造やはたらきを観察・測定するために用いられる技術・装置について紹介し、その長所と短所を解説します。また、第1回・第2回の講義内容をうけて、ビジネス応用に重要な脳科学的な視点について考えます。特に脳や神経回路の機能原...
昨今、ディープラーニング(深層学習)から端を発し、アルファ碁等の登場によりAIブームが巻き起こっており、その技術はスマホ、家電、セキュリティに至るまで様々なものに転用され、もはや身近なものになっているかと思います。一方で...
人を知ることは、人と関わる物や情報を、ユーザにとって使いやすく、安全で親しみのあるデザインにするために非常に重要です。人の特性は、心理学的な手法や脳活動計測手法によって明らかにすることが可能です。この講義では、人の認知特...
心のはたらきを生み出す脳の構造や機能を明らかにするためには,脳の構造や機能の計測に加えて,ヒトの心のはたらきを適切に計測することが求められます。これを定量的・数理的に行うための研究分野が,計量心理学(psychometr...
fMRIをはじめとする脳イメージング技術の発展によって、ヒトの内観を驚くほど詳細に調べることが可能となりつつあります。一方、脳イメージング技術には実験デザインや解析に種々の制約があり、その解釈には注意が必要です。本講義で...
脳科学分野は急速に発展しています。それにより、わたしたち市民は脳科学研究の恩恵を受けることができます。しかし、それと同時に、わたしたちは脳科学研究の成果がわたしたちの従来の社会や人間観にどのように影響を及ぼすのか、吟味す...
近年、EUにおけるGDPRの施行など国際的に個人情報の取扱いのルールが見直される状況にあり、日本の「個人情報の保護に関する法律」も昨年6月に改正に引き続き、本年5月にも「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関す...