基礎神経科学の発展は、私達の生活をより豊かにするような様々な応用可能性を秘めています。一方で、成果がアカデミアの中に留まり、社会がその恩恵を享受する機会が狭められていたり、必ずしも科学的な妥当性を満たしていないような商品やサービスや神話が生み出されやすい分野でもあります。
このイベントを通して、本来すべての人間のためにある神経科学の知見や方法論が、正しく科学的に実社会に応用されるよう、基礎研究者と事業者双方の対話と発展と、魅力的な応用のための共同開発の苗床になることを期待します。
なお、神経科学のみでなく、行動科学・認知科学・心理科学など周辺領域を包含した応用範囲を対象とします。
Applying Neuroscience to Businessでは、ビジネス、社会、公衆衛生、および教育といった現実的な問題の解決策として、行動科学や行動経済学、心理学、そして神経科学を応用することに関心のある研究者と企業の方々の対話を促進することを目的としています。本イベントはあらゆる意味で研究者と企業の方々の両者のために開催するものです。本イベントでは基調講演、テーマ別セッション、座談会、ポスターセッション、さらにコンシューマ・ニューロサイエンスの主要分野に関連した共同ブレイン・ストーミングを行う"Neuro-Hack-a-Thon"を実施します。本イベントおよび懇親会では企業と研究者のディスカッションや交流に最適な機会を提供いたします。
本イベントのプログラムはこちらをご覧ください。
※ 同時通訳あり(英語→日本語; ポスターセッション・ソーシャルイベント・ハッカソンを除く)