応用脳科学アカデミー&SIG

応用脳科学アカデミー

基礎的知識に加え事業活用に必要な脳科学の知識を習得できる学習の場

応用脳科学アカデミーは、世界的にも権威のある日本を代表する研究者を中心に、脳科学の基礎知識から最先端の知見にいたる専門的な研究知見を有する脳科学及びその関連領域の研究者の方々を講師として招聘し、事業活用という観点から脳科学を学ぶことで、応用脳科学研究及びその事業活用に貢献する他に類の無い人材育成のプラットフォームです。

応用脳科学アカデミーは、必要最低限の脳科学の知識や倫理に関する知識を学ぶ「ベーシックコース」と、各論からなる「アドバンスコース」に大別されます。「アドバンスコース」では、各業界が共通して持つ企業課題に対応できるような講義が設計されており、受講生はそれぞれの企業活動に役立つ脳科学の知見を習得することができます。さらに2022年度は、国内有数の研究機関であるCiNetおよび玉川大学から講師陣をお迎えし、最先端の知見を学ぶ「特別コース」も設置しました。

昨年同様、会員間のコミュニケーション・情報共有を活性化するため、毎回の応用脳科学アカデミー講義に加え、講師またはコーディネータとディスカッションする機会もあります。

ベーシックコース

  1. 応用脳科学の基礎:脳科学をビジネスに応用するために必要な基礎的な知見を習得
  2. 人間計測の基礎:人間を計測する際に必要な基礎的な知見を習得
  3. ELSI:脳科学やAIにおけるELSI(倫理的・法的・社会的課題)対応に関する知見を習得

アドバンスコース

  • 脳と健康 ~脳と情報技術から考えるWell-being~
  • 脳を育む ~赤ちゃんからビジネスパーソンまで人間の能力を活かす~
  • 脳を知り脳に聞く ~マーケティング、R&Dに役立つ人間と脳の知識~
  • 脳に学ぶAI ~これからのAI開発に必要となる脳科学やAIの知識~

特別コース

  • CiNetコース:情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet)で進んでいる人間の脳に関する研究を学ぶ
  • 玉川大学コース:玉川大学 脳科学研究所の「脳内表現から読み解く行動の理解」について学ぶ

テクニカルコース

  • 応用脳科学コンソーシアムの協賛会員様主催による、脳活動計測技術や機器について学べるコース

■ 受講証明(2022年度より導入):アカデミーの講義を受講後、レビューテストとアンケートにご回答いただいた方に受講終了証明書を発行いたします。

応用脳科学Special Interest Group(SIG)

各SIGに特に関心のあるビジネスパーソンと研究者が議論できる場

新たなビジネスシーズの発掘を目指した会員企業と研究者のディスカッションの場として2021年度に設置されたSIGを、2022年度は応用脳科学アカデミーのアドバンスコースの延長線上に位置づけました。

各SIGに関心をお持ちのビジネスパーソン(参加社数・人数に上限があります)と研究者による産業応用の可能性を議論する場です。また会員企業のご要望があり、かつ複数の会員企業の参加が得られれば、新規SIGの設置を検討します。

事業性が見込まれるSIGテーマは将来的にR&D研究会にランクアップし、事業活用に向けた実験などを実施します。一方、時期尚早もしくは事業性が低いと判断された場合は翌年度は廃止または休止となる可能性もあります。

アカデミーとSIGの関係