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応用脳科学アカデミー

     

予測符号化原理に基づく実ロボットの知能化と事例:尾形 哲也(早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 教授)

深層学習に代表される機械学習では、大量のデータを学習し、最適な汎化性能を持つモデルの作成を目的とする。しかしながら、開かれている実世界で活動する実ロボットにおいて、全ての状況で最適なポリシーを獲得することは不可能であり、...

大笑いの健康医学~どのような笑いが健康によいのか?~:大平 哲也(福島県立医科大学 医学部(生命科学・社会医学系)疫学講座 主任教授)

「笑う門には福来る」と言われるように、笑うことは心や身体によい影響を与えるということが経験的に知られていますが、近年、笑いがストレス解消になることに加え、高血圧、糖尿病など生活習慣病を予防できる可能性が報告されるようにな...

質感工学と五感工学の基礎と応用:岡嶋 克典(横浜国立大学大学院 環境情報研究院 教授)

私たち人間は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通して外界の情報をリアルタイムに収集しており、脳はそれらの情報を基に次の行動を決定しています。五感の中でも視覚は生活する上で重要な情報を提供していますが、私たちは視覚情報...

ソニーグループのDE&Iの取組み:森 慎吾(ソニーピープルソリューションズ株式会社 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン推進室 室長)

多様な人、異なる感性が、互いを尊重しながらも、 時にグループの垣根も超え、ダイナミックに混ざり合う。そうした多様性がイノベーションを生み、活気に満ちた企業文化をつくる。これがソニーのDNAです。今では「多様性」も経営方針...

実践現場から見る障害者と社会の実像:竹村 利道(日本財団 国内事業開発チーム シニアオフィサー)

医療現場の患者支援から障害者として生きることになったその生活の実際に触れ、活動を地域に移し、公的機関勤務、そして起業、と実践を展開。障害当事者と社会の関係性は、いともたやすく変わるもの、どうあがいてもできないことを体感。...

行動を決定する脳のメカニズム:櫻井 武(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 副機構長)

 多くの人は、自分の行動のほとんどは、自分の確固たる意志が決めていると信じていると思います。しかし、神経科学の立場から言えば、多くの行動は意識下で選択されており、極端な言い方をすれば、多くの場合において、「後づけ」の理由...

ビジネスに活きる意思決定の脳科学~消費から経営まで:茨木 拓也(株式会社NTTデータ経営研究所 ニューロイノベーションユニット アソシエイトパートナー)

 心理学・神経科学・消費者科学・計算科学の融合的な進化に伴い、消費者により大きな価値を届ける商品・サービスの開発を目指して、「脳・ココロ」ー「商品・サービス・広告」間のマルチモーダル・多次元情報モデリングが取られるように...

脳の発達と社会環境:可塑性と多様性:千住 淳(浜松医科大学 教授・子どものこころの発達研究センター センター長)

子どもは一人ひとり違っている。多様な個性・特性を持つ子どもたちが傷つきや困難さに直面することなく、多様なままで幸せに健やかに育つ為の理解や支援方法の確立は、現代の発達研究における最重要なテーマの一つである。脳の育ちの多様...

企業におけるELSI対応 自動車技術開発における生命倫理の例をもとに:本澤 養樹(滋賀医科大学 社会医学講座 客員教授)

 高度運転支援(自動運転)をはじめAIを基盤とする自動車の技術が実用段階に近づいています.これらの技術は時にドライバーの認知,判断,行動に直接,間接的に介入する必要があり,HMI(Human-Machine Interf...

行動計測の基礎:松田 壮一郎(筑波大学人間系 助教)

 講師の専門である,臨床発達支援現場を事例として,最新のテクノロジー(ロボティクス,コンピュータビジョン,ウェアラブルデバイス)を活用しながら,どのように行動を計測すればよいのか,してきたかについての概要を講義する。特に...