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応用脳科学アカデミー

2022年度

初期経験がつくる「こころ」と「脳」の発達および感受性期〜マルトリートメントによる脳への影響と回復へのアプローチ〜:友田 明美(福井大学子どものこころの発達研究センター 教授・センター長)

小児期の被虐待経験と「傷つく脳」との関連が明らかになった。こうした脳の傷は後遺症となり、将来にわたって影響を与える。心的外傷体験からくるPTSD、うつ病、自殺企図、解離など、その影響は計り知れない。しかし、子どもの脳は発達途上であり、可塑性という柔らかさを持っている。マルトリートメント(虐待)の脳科学・エピジェネティクスに関する最近の知見をご紹介したい。また、「マルトリ予防®」「とも育て®」という視点で私たち社会ができることをお伝えしたい。

講師

友田 明美 先生
福井大学子どものこころの発達研究センター 教授・センター長

日時

オンライン講義

入館方法

JA共済ビルのエントランスフロアで受付を済ませてから、左側のエレベーターにて9階までお越しください。応用脳科学アカデミーの案内看板が掲示されています。
そちら側よりご入室いただきますと、右側奥に応用脳科学アカデミー受付(臨時設置)がございます。

お問い合せ先

本アカデミーに関するご質問等は、 「各種お問い合わせフォーム」 より、お問い合わせください。

講師紹介

友田 明美(ともだ あけみ)先生

現職

福井大学子どものこころの発達研究センター 教授・センター長

経歴

1987年 熊本大学医学部卒業
1998年 博士(医学)(熊本大学) 
2006年 熊本大学准教授
2011年 福井大学教授
2012年 自然科学研究機構生理学研究所客員教授・大阪大学大学院 連合小児発達学研究科福井校 教授(兼任)                                                                                     令和2年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)受賞

研究概要

小児発達学、小児精神神経学、社会融合脳科学

主な業績

国際誌原著: https://researchmap.jp/read0172993/published_papers

主な著書:                                                                                      『いやされない傷―児童虐待と傷ついていく脳』(診断と治療社、2012年)
『子どもの脳を傷つける親たち』(NHK出版、2017年)
『虐待が脳を変える–脳科学者からのメッセージ』(新曜社、2018年)                                                               『親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる』(NHK出版、2019年)

             

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