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応用脳科学アカデミー

2024年度

化粧表現の知覚・認知心理学:高野 ルリ子(株式会社 資生堂 アート&ヘリテージマネジメント部 アートマネジメントグループ)

化粧は体表を清潔に保ち、装いを演出するための行為である。化粧による演出表現は経験則を主に発展してきたが、学術的にも研究が重ねられ、その背景には人の知覚や認知機構に則した理論があることがわかってきている。
本講義では、基本理解として化粧の歴史や機能をふまえ、知覚心理学や認知心理学によって理論的に説明される顔の印象や魅力と、化粧による演出法を紹介する。さらに化粧の心身や対人コミュニケーションにもたらす効果についても触れ、化粧の意味について考察を深める。

講師

高野 ルリ子 先生
株式会社 資生堂 アート&ヘリテージマネジメント部 アートマネジメントグループ

日時

2024年09月02日(月)13:00~17:30(12:40より受付開始)第3部 15:40~16:50
当日の全体スケジュールはこちらをご覧ください。

場所

オンライン開催(Zoom)

お問い合せ先

本講義に関するご質問等は、「各種お問い合わせフォーム」より、お問い合わせください。

講師紹介

高野 ルリ子(たかの るりこ)先生

現職

  • 株式会社 資生堂 アート&ヘリテージマネジメント部 アートマネジメントグループ

経歴

1992年3月千葉大学文学部行動科学科卒業
1992年4月(株)資生堂入社。化粧の心理、生理的効用、顔の認知や魅力に関する研究に従事
在職のまま、2004年千葉大学大学院文学研究科人文科学専攻修士課程修了
2010年同大学院自然科学研究科情報科学専攻博士後期課単位取得退学
2013年3月学位取得、博士(学術)
在職のまま、跡見学園女子大学兼任講師(2003‐2016年度「装い/化粧の心理学」を担当)
筑波大学グローバル教育院客員准教授(2014~)
日本心理学会会員
日本顔学会会員・理事

研究概要

顔・表情の印象や魅力研究をベースに、化粧による演出法の理論化を行う。化粧の心理・生理的効用やコミュニケーションに対する影響についても検討し、サイエンスの側面から化粧の価値を深める研究を行っている。

主な業績

(論文)
・顔の印象評価におけるメーキャップと笑顔度の影響. 2010, 日本顔学会誌, 10 (1) , 37-48.
・動的笑顔の印象と頬部・口元部の動きの関連. 2013, 日本感性工学会誌,12(1),319-326.

(博士論文)
「笑顔表出にともなう化粧による印象変化に関する研究」, 2013, 千葉大学

(共著書)
2022「化粧の力の未来 ~コスメティック・サイエンスによる人と社会の新しい可能性~」(フレグランスジャーナル社)
第3章 【見ると化粧】表情と印象、
2015「顔の百科事典」スキンケアの基礎、メーキャップの基礎、化粧による自己表現など
2001「シリーズ21世紀の社会心理学9 化粧行動の社会心理学」(北大路書房)第7章メーキャップのサイエンス

             

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