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応用脳科学アカデミー

2024年度

学習/知的障害の実際とパフォーマンスを発揮するための支援方法:坂井 聡(香川大学教育学部 特別支援教育 教授)

障害があるということはどういうことなのかをまず社会モデルで確認したい。これまでは「主流」に近づけるための教育がなされていた。しかし、多様な人たちが共生するためには「主流」に近づけるという教育ではうまくいかない。それは、訓練では克服することができないことが多くあるからである。
そこで、本講義では支援技術と合理的配慮の可能性について考える。支援技術とは今ある能力を訓練して伸ばすという発想ではなく、今ある力で技術を使い実現できるようにするという発想である。そのためには、本人が実現したいことの本質を考える必要がある。本質を考えれば、そこで必要となる技術も提案できると考えるからである。
ここで大切なのは、合理的配慮(合理的調整)という考え方である。同じ土俵に上がることができるようにするために便宜を図るという発想が必要である。できる環境を用意して、その上で能力を発揮することができないかということを本講義で問いたい。

講師

坂井 聡 先生
香川大学教育学部 特別支援教育 教授

日時

2024年10月18日(金)13:00~17:30(12:40より受付開始)第2部 14:20~15:30
当日の全体スケジュールはこちらをご覧ください。

場所

ハイブリッド開催(会場:株式会社NTTデータ経営研究所会議室(千代田区平河町(地図)&Zoom)

お問い合せ先

本講義に関するご質問等は、「各種お問い合わせフォーム」より、お問い合わせください。

講師紹介

坂井 聡(さかい さとし)先生

現職

  • 香川大学教育学部 特別支援教育 教授

経歴

2023年4月 – 現在 香川大学教育学部附属特別支援学校 校長
2017年 – 現在 山形県立保健医療大学, 非常勤講師
2015年5月 – 現在 – 国立大学法人 香川大学, バリアフリー支援室 室長(併任)
2013年 – 現在 – 国立大学法人 香川大学 教育学部, 教授
2005年4月 – 現在 – 香川県立高松南高等学校, 非常勤講師
2019年4月 – 2023年3月 香川大学教育学部附属幼稚園 園長(併任)
2019年4月 – 2023年3月 香川大学教育学部附属坂出小学校 校長(併任)
2009年 – 2017年 国立大学法人熊本大学大学院, 非常勤講師
2007年 – 2013年 国立大学法人 香川大学教育学部, 准教授
2007年 – 2008年 国立大学法人高知大学教育学部, 非常勤講師
2006年 – 2007年 国立大学法人高知大学教育学部, 非常勤講師
2005年 – 2007年 国立大学法人 香川大学教育学部, 助教授
1994年 – 2005年 香川大学教育学部附属養護学校, 教諭
2000年 – 2001年 国立大学法人和歌山大学教育学部, 非常勤講師
2000年 – 2001年 四国学院大学社会福祉学部, 非常勤講師
1999年 – 2000年 国立大学法人和歌山大学教育学部, 非常勤講師
1986年 – 1994年 香川県立香川中部養護学校, 教諭
1985年 – 1986年 香川県立高松養護学校, 教諭

研究概要

障害児の教育方法 障害児のコミュニケーション指導 支援技術

主な業績

  • 2022年3月   国際デザインアワード2021 銅賞 アシストガイド 国際ユニバーサルデザイン協議会
  • 2019年3月   IAUD国際デザイン賞 金賞 国際ユニバーサルデザイン協議会
  • 2018年10月   グッドデザインアワード 公益財団法人日本デザイン振興会
  • 2018年3月   IAUDアワード2017 金賞 国際ユニバーサルデザイン協議会
  • 2018年1月   インタラクティブ発表賞
  • 2017年9月   キッズデザインアワード2017
  • 2014年   キッズデザインアワード2014
  • 2014年   グッドデザインアワード2014
  • 2014年   IAUD アウォード 2014金賞
  • 2011年   ユニバーサルデザインアワード2011
  • 2011年   グッドデザインデザインアワード2011
  • 2010年   キッズデザイン賞
             

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