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応用脳科学アカデミー

2023年度

人工知能と社会をめぐる課題にどう向き合うか:江間 有沙(東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授 )

近年、人工知能(AI)サービスや製品の社会実装が拡大する一方で、AIの信頼性に係る問題が発生しています。これに関しては国連をはじめとする国際機関のほか、各国政府、産業団体などが緩やかに連携して原則づくりやその実装に向けたベストプラクティスの共有を行っています。また、AIを取り巻く問題は、システム開発、サービス提供者、ユーザなど多岐にわたっており、マルチステークホルダーでの議論を円滑に進めるための方法論や調査なども行われています。そこで本話題提供では、国内外のAIガバナンスに向けてどのような論点が重要になっているのかを具体的な事例をもとに紹介すると同時に、各アクターの多様な取り組みについて概説します。

講師

江間 有沙 先生
東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授
国立研究開発法人 理化学研究所 革新知能統合研究センター客員研究員

日時

2023年7月28日(金)13:00~17:30(12:40より受付開始)第1部 13:00~14:10
当日の全体スケジュールはこちらをご覧ください。

場所

オンライン(Zoom)

お問い合せ先

本アカデミーに関するご質問等は、「各種お問い合わせフォーム」より、お問い合わせください。

講師紹介

江間 有沙(えま ありさ)先生

現職

  • 東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授

経歴

  • 2012年 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)
  • 2012年 京都大学 白眉センター 特定助教
  • 2015年 東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構
  • 2017年 国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター 客員研究員
  • 2018年 東京大学 政策ビジョン研究センター 特任講師
  • 2019年 東京大学 未来ビジョン研究センター 特任講師
  • 2021年 東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授

研究概要

人工知能やロボットを含む情報技術と社会の関係について研究。

主な業績

  • 江間有沙、『絵と図でわかるAIと社会』、技術評論社、2021
  • 江間有沙、工藤郁子、岡田陽介、徳田有美子、藤本敬介、「ディープラーニングの社会実装に向けて」、『ディープラーニングG検定公式テスト第2版』、株式会社翔泳社, 2021, pp.287-348.
  • 松本敬史、江間有沙、AIサービスのリスク低減を検討するリスクチェーンモデルの提案、東京大学未来ビジョン研究センター政策提言、2020. https://ifi.u-tokyo.ac.jp/news/7036/
  • 江間有沙、『AI社会の歩き方:人工知能とどう付き合うか』、株式会社化学同人、2019.
  • 標葉靖子、福山佑樹、江間有沙、『残された酸素ボンベ:主体的・対話的で深い学びのための科学と社会をつなぐ推理ゲームの使い方』、ナカニシヤ出版、2020.
  • 江間有沙「鏡としての人工知能」、東京大学教養学部(編)、『知のフィールドガイド 異なる声に耳を澄ませる』、白水社、2020、 21-34.
  • 江間有沙、城山英明、「AIのガバナンス」稲葉振一郎他(編)、『人工知能と人間・社会』勁草書房、2020、297-344.
  • 江間有沙,「第6章ロボットとの付き合い方を考える」,上出寛子・新井健生・福田敏男(編),『今日、僕の家にロボットが来た。 未来に安心をもたらすロボット幸学との出会い』, 北大路書房, 2019, pp.123-137.
  • 江間有沙、工藤郁子、「ディープラーニングの応用に向けて(2)法律・倫理・現行の議論」、『ディープラーニングG検定公式テスト』、株式会社翔泳社, 2018, pp.277-320.
             

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