先端技術とクリエイティビティ:河島 茂生(青山学院大学 准教授)
この講演では,まず創造性の定義や類型,段階などに関する代表的な議論を紹介しながら,生き物の特性や,ヒトとテクノロジーとの共変化について取り上げていきます。そのあと,AI等の先端技術と創造性との関係について概説します。人が社会のなかで創造性を発揮させるためには社会の仕組みも考える必要があり,そうした点についても触れていきます。
講師
河島 茂生 先生
青山学院大学 准教授
日時
2022年9月22日(木)13:00~17:30(12:40より受付開始)
※河島先生の講義は、13:00~14:10です。
場所
オンライン講義←ハイブリッド開催より変更になりました
お問い合せ先
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講師紹介
河島 茂生(かわしま しげお)先生
現職
- 青山学院大学 准教授
- 青山学院大学 革新技術と社会共創研究所 所長
経歴
- 2010年 東京大学大学院学際情報学府 博士後期課程修了 博士(学際情報学)
- 2017年5月 – 現在 総務省情報通信政策研究所 特別研究員
- 2017年6月 – 現在 理化学研究所 客員研究員
- 2021年4月 – 現在 青山学院大学 准教授
- 2021年8月 – 現在 青山学院大学 革新技術と社会共創研究所 所長
- 2021年9月 – 現在 早稲田大学 次世代ロボット研究機構 客員主任研究員(研究院客員准教授)
研究概要
システム論の一種であるネオ・サイバネティクス(セカンド・オーダー・サイバネティクス)の理論を援用しながら,メディア研究や情報倫理の基盤づくりを行っている。最近は,人工知能・ロボット・サイボーグをめぐる倫理的創造性についても研究している。
主な業績
- 『未来技術の倫理』(勁草書房、2020年)
- 『AI × クリエイティビティ』(高陵社書店、2019年)
- 『AI時代の「自律性」』(勁草書房、2019年)
- 『AI倫理』(中公新書ラクレ、2019年)
- 『情報倫理の挑戦』(学文社、2015年)
- 『デジタルの際』 (聖学院大学出版会、2014年)
- 『基礎情報学のヴァイアビリティ』 (東京大学出版会、2014年)