計算神経科学とAIを学ぶための基礎知識:沖野 将人(株式会社NTTデータ経営研究所 ニューロイノベーションユニット シニアコンサルタント)
昨今、ディープラーニング(深層学習)から端を発し、アルファ碁等の登場によりAIブームが巻き起こっており、その技術はスマホ、家電、セキュリティに至るまで様々なものに転用され、もはや身近なものになっているかと思います。一方で、それらの登場には「計算神経科学」という学問と人工知能技術の融合が大きく関わっていることが言われています。しかし、それらを理解する上で求められる基礎ベースの知見自体が敷居が高く、短期間で知識を習得することが非常に困難です。特に計算神経科学という学問は、その傾向が強く、非常に多くの基礎的な知見が求められます。そこで、本講義では応用脳科学アカデミーコースの一つである「脳とAI」の講義をより理解しやすくするための「入門」という位置づけで、計算神経科学と人工知能についての超基礎的な知識を中心に説明していきます。
講師
沖野 将人 先生
株式会社NTTデータ経営研究所 ニューロイノベーションユニット
シニアコンサルタント
日時
2021年6月30日(水)13:00~17:30(12:40より受付開始)
※沖野先生の講義は、15:40~16:50です。
場所
オンライン開催
お問い合せ先
本アカデミーに関するご質問等は、 「各種お問い合わせフォーム」 より、お問い合わせください。
講師紹介
沖野 将人(おきの まさと)先生
現職
- 株式会社NTTデータ経営研究所 ニューロイノベーションユニット
シニアコンサルタント
経歴
- 2015年 立命館大学大学院 情報理工学研究科 情報理工学専攻 人間情報科学コース(計算神経科学研究室) 修了
- 2008年~2016年 自営業(webページ制作代行業務に従事)
- 2016年~ IT関連企業 ロボット・AIソリューション部
- 2017年~ 現職
研究概要
計算論的神経科学、脳情報通信分野(脳情報解読)における技術開発支援・解析業務、機械学習・深層学習を用いたパラメータ推定
主な業績
- 2017年~ 応用脳コンソーシアムにて複数の研究会での解析業務全般を担当
- 2018年 応用脳コンソーシアムにて「計算神経科学ワークショップ」を企画
- 2019年 応用脳コンソーシアムにて「AI・計算神経科学ワークショップ」を企画
- 2017年~2018年 脳情報通信ビジネスプロジェクトに関する活動業務支援(研究員として従事)
- 多細胞スパイクデータからのシナプス結合推定(2014年度第10回CCS研究会にて口頭発表)